会議論文とジャーナル論文の役割

会議論文とジャーナル論文は学術論文であるものの、それぞれの役割が違っている。会議論文は、学会や研究会で発表する研究結果である。一方、ジャーナル論文は、学術誌で発表する研究結果であり、学術界に発信するものである。また、査読基準や書き方は会議論文とジャーナル論文によって異なる。

一般的には、学会で予備的な研究結果を発表し、関連する人々に知ってもらい、研究方法や結果の検討を改善するためにフィードバックをもらう。そのうえで、学会で発表した論文を整理し、ジャーナルに投稿することができる。ただし、二重投稿(二重出版)を避けるため、次の二点の改善が必要である。

(1)タイトルを変更する。新しいタイトルにつけば、会議録に掲載された会議論文とジャーナル論文のタイトルが異なり、読者への混乱を避けることができる。

(2)新規な内容を追加・拡張する必要がある。学会での情報を明示し、ジャーナル論文に少なくとも30%新しい内容が加えられていれば、二重投稿の行為には問題がない。

なお、厳密にはジャーナルによって編集方針が異なる可能性があるため、投稿先ジャーナルの投稿規定などを確認する必要がある。